第31期竜王戦決勝トーナメント 豊島棋聖ー深浦九段 (中盤)
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第31期竜王戦決勝トーナメント 豊島棋聖ー深浦九段 (序盤) - いわしー研究会 棋力向上ブログ
◇後手から仕掛ける
後手が24手目△7四歩として、類型の進行から離れます。そして先手から角交換をし、陣形を整えようとしたところで後手から仕掛けました。
32手目△3九角
7筋、3筋の順に歩を突き捨てて、角を打ち込みます!
飛車を逃げられて駒損のように思えますが・・・
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38手目△2六金
この手が狙いで、銀か桂が取れるというわけですね。どちらも取られたら敵わないということで、実戦では銀を見捨てて桂を逃がしました。
この局面では、
①先手は歩得を主張したい(自身の持ち駒と相手の歩切れ)
②後手は打った金で駒得を広げたい、飛車を圧迫したい
という事が読み取れると思います。
47手目▲7四歩
角を手持ちにしたら王手飛車を狙う、は基本筋という事で次に王手飛車がかかる手順がありますね。
ただやはりプロの将棋なので、狙いはそれだけではないはずです。まずはこの筋を防ぎ、さらに本当の狙いを通さないために、どう対処していくか、興味深い局面です!
夕食休憩も終わり、これから終盤へ向かっていくところです。まだまだ勝負は続きます!
◇イラスト作者(アーシビ)より
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