いわしー研究会 棋力向上ブログ

アマ有段者達が棋力向上を目的として活動します。実況者2人、イラスト担当、ブログ担当の計4人で構成されています。

【今日の雁木】第8局

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 世の中の棋譜から雁木に関する将棋(主に序盤)を簡単に紹介していきます!!

 

 

第3期叡王戦段位別予選七段戦
於:2017.9.14
先手:村山慈明七段
後手:飯塚祐紀七段

 

◇戦型
四間飛車vs旧型雁木

 

【テーマ図は△3六歩まで】

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後手の飯塚七段が角換わりの提案を拒否し、雁木模様へ進みました。

先手の村山七段は早めの▲3六歩を見せて速攻をちらつかせます。

それに対して後手は△5四歩と突きました。旧型雁木を組む方針でしょうか。

対して先手は腰掛け銀模様へと進めます。後手はやはり△5三銀とし、腰掛け銀を見てから△6四銀と繰り出しました。右銀は攻めに使う方針のようです。

先手は飛車を4筋へ、四間飛車となりました。

後手から先行し、△3六歩(テーマ図)とした局面は先に桂得が確定となっています。しかし先手も次に▲4四歩の突き出しから攻める順があり、形勢互角といった感じでしょうか。

 

 

 

今回は攻める旧型雁木vs右四間飛車の将棋を紹介していきました!

次はどんな雁木が見られるでしょうか^^