いわしー研究会 棋力向上ブログ

アマ有段者達が棋力向上を目的として活動します。実況者2人、イラスト担当、ブログ担当の計4人で構成されています。

アーシビのイラスト集 タイトルホルダーその1(アーシビ)

 

過去のイラスト集はこちら↓↓

アーシビのイラスト集(アーシビ) - いわしー研究会 棋力向上ブログ

 

No.6  久保利明王将

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No.7  佐藤天彦名人

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No.8  羽生善治竜王

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No.9  菅井竜也王位

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◇イラスト作者(アーシビ)より

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今週の棋譜並べ 2018.7第3週 (ふぁんた)

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◇7月17日

この2人の対局はどんな展開でも粘りを学べる気がする!

 

◇7月18日

歴史が動いた一局。

 

◇7月19日

このお二人は研究会仲間であると、先崎さんの本で知りました。

 

◇7月20日

これが捌きか、って納得できる将棋でしたね。

 

◇7月21日

持ち時間の長い将棋は中盤に注目して並べるように意識してます。

 

◇7月21日

これは雁木の持久戦で、矢倉の構えになるやつです。

 

◇7月22日

雁木に対しての急戦で、序盤で決まってしまう形かもしれません!

 

 

◇まとめ

ブログ始めてから、これで25局並べているようなので、そろそろ一覧にしてまとめてみたいなと思います。

また振り返りとして、最初の棋譜から並べるのもありかもしれません。

 

 

第39回日本シリーズJTプロ公式戦 渡辺棋王ー稲葉八段

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本日は、第39回日本シリーズJTプロ公式戦  渡辺棋王ー稲葉八段を観戦していきます!

 

最強AKIRA対決となりました。笑

タイトルホルダーと、A級棋士上位者の好カードですね。

 

このJT杯は何度か現地に観戦しに行ったことがあり、対局終了後、勝者がお見送りしてくださる公開対局イベントでした。

後は封じ手タイムがあり、当たると抽選で景品がもらえたりしますね。

 

◇対局情報

持ち時間10分、考慮時間5回、秒読み30秒です。

先後は振り駒の結果、稲葉八段が先手となりました。

 

◇戦型

予想は雁木模様の将棋でしたが、どうなったでしょうか。

出だしは後手の極限早繰り銀?となりました。本出てますね。

対して先手は飛車先の歩を交換してから雁木に組みます。本の中にも対策として載っていました。

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と思ったら棒銀となりました。笑

居飛車力戦系の将棋と分類しておきましょう。

 

封じ手

32手目で封じ手となりました。

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当たっても景品はもらえませんが、勝手にやってみることにしました。

 

無難に▲4六歩と予想してみます。角交換になりそうなので、損にならない手ということで。(ふぁんた)

桂を跳ねたい(アーシビ)

手が広いみたいなので、現地ではその他が無難でしょうか!?

 

 

 

 

封じ手結果

▲4五桂

 

※将棋連盟Liveより引用

阿久津八段は「封じ手の候補は☗4六歩、☗4五桂、☗5六歩、☗5八金、☗4四角、☗1五歩と多いです。棋風や好みが出るところです」と話した。

 

だいたいどの手も正解!笑

桂跳ねは攻勢に出る手ですね。研究されているのか、それとも当たり前なのか・・・。

アーシビはさりげなく正解していました。

 

 

◇中終盤

ここまで先手は両桂を跳ね、1筋の端歩も詰め、さらには▲4五桂を安定させています。かなり調子が良さそうに見えますが、後手から反撃がありました。

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上図から7筋を突き捨て、桂をちぎり、桂頭に歩を叩きいて銀を動かし、先ほど交換した桂を打ちます。(下図)

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この駒交換が行われても、駒の損得はほとんどない(先手が歩得はしている)のですが、ここからずっと後手の攻撃が続きます。つまり手番を握っていたことになります。

渡辺流の細い攻めが炸裂しました。

 

進んで88手目△6一金(下図)

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金銀合わせて6枚を持った後手陣は、自陣に駒を集めて龍を召し捕ります。

この鉄壁具合、とても良いですね!!

7七の馬も自陣に効いているため、よりしっかりしています。

この後清算して、駒の損得は後手の金得という状態で先手が手番を持ちますが、渡辺棋王の手堅い指し回しが見られました。

 

 

◇対局結果

124手目△7六金が指されて、先手の稲葉八段が投了されました。渡辺棋王の勝ちです。

攻め好きの方は、気分が上がるような棋譜です。もちろん稲葉八段の粘りがあったからこそ、色々な攻め筋が見られました。

 

次戦は前回覇者の山崎八段と対局されます。

 

今年も現地行って観戦したいなー。

 

 

 

 

 

 

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第31期竜王戦決勝トーナメント 豊島棋聖ー深浦九段 (終局)

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前回の記事はこちら↓↓

第31期竜王戦決勝トーナメント 豊島棋聖ー深浦九段 (中盤) - いわしー研究会 棋力向上ブログ

 

第31期竜王戦決勝トーナメント、終局しました。

179手目▲1六金としたところで、後手の豊島棋聖の投了となり、先手の深浦九段の勝ちとなりました。

 

相掛かりで進み(戦型予想が外れた方は多いでしょう!)、中盤から終盤にかけて深浦九段が抜け出し優勢になったと思われましたが、豊島棋聖入玉を見せて粘りました。

入玉も一つの方針としてあったかもしれませんが、豊島棋聖が先手玉を狙いにいきます。

途中、手順前後などもあり形勢を損ねたようで、それを見逃さなかった深浦九段の勝ちとなりました。

豊島棋聖の苦しいながら、駒を取らせつつもその間に玉を逃す一連の流れ(△3三玉〜△3四玉)が特に勉強になりました。

 

 

◇印象に残った手

下図の局面では、後手が入玉をするために上部開拓をした一手であり、次に△3五角として先手玉を仕留める事も狙っています。

先手の出番ですが、深浦九段らしい?一手でした。

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93手目▲8七金打

この局面では、まず▲7六歩と桂馬を外すような手が見えますが、△7七歩が痛いように見えます(6五の桂を活かされる)。よって次に桂を確実に外すことを狙った一手として、金を打たれたのだと解釈しました。

攻め駒を責める、手番を握るなど重要な要素が詰まった局面でした。

 

 

正直この後の入玉の攻防は難しくて全く分からないので、棋譜を並べて良しとします笑

 

ツイッター等でファンの感想を見ていると、

・「持将棋にしてたまるか」という闘志が見られた!

・危険を冒してでも詰ましにいった男らしさ

・羽生さんに挑戦するのは俺だ!

というのを見かけました。

熱い!という言葉が似合う先生というのを再認識したような気がします。

 

豊島ファンとしては残念な結果でしたが、深浦先生の将棋も魅力がたくさんあるので、熱戦を期待してみたいと思います!

 

 

 

 

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第31期竜王戦決勝トーナメント 豊島棋聖ー深浦九段 (中盤)

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前回の記事はこちら↓↓

第31期竜王戦決勝トーナメント 豊島棋聖ー深浦九段 (序盤) - いわしー研究会 棋力向上ブログ

 

 

◇後手から仕掛ける

後手が24手目△7四歩として、類型の進行から離れます。そして先手から角交換をし、陣形を整えようとしたところで後手から仕掛けました。

 

32手目△3九角

7筋、3筋の順に歩を突き捨てて、角を打ち込みます!

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飛車を逃げられて駒損のように思えますが・・・

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38手目△2六金

この手が狙いで、銀か桂が取れるというわけですね。どちらも取られたら敵わないということで、実戦では銀を見捨てて桂を逃がしました。

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この局面では、

①先手は歩得を主張したい(自身の持ち駒と相手の歩切れ)

②後手は打った金で駒得を広げたい、飛車を圧迫したい

という事が読み取れると思います。

 

47手目▲7四歩

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角を手持ちにしたら王手飛車を狙う、は基本筋という事で次に王手飛車がかかる手順がありますね。

ただやはりプロの将棋なので、狙いはそれだけではないはずです。まずはこの筋を防ぎ、さらに本当の狙いを通さないために、どう対処していくか、興味深い局面です!

 

夕食休憩も終わり、これから終盤へ向かっていくところです。まだまだ勝負は続きます!

 

 

 

 

 

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